核家族が進んでいる現代では、高齢家族と同居している世帯が減少傾向にあります。そうしたなかで、高齢者の一人暮らしはその家族にとって心配ごとの一つとなります。家族とはいえ離れて暮らしている以上、毎日安否を確認することは難しいので、安否確認サービスは非常に助かる存在です。
安否確認サービスと一口に言っても、様々なサービス形態が存在しており、それぞれに特徴やメリット、デメリットが異なります。サービスを直接利用することになる高齢者の性格や生活スタイルを尊重してサービスを選ばなければ、かえってストレスとなることもあり、肝心な時に役立たないサービスといったことになりかねません。サービス選びは、暮らしやすさに直結するので非常に重要です。
サービスは大きく分けると、機器を利用して行うものとスタッフが訪問するもの、定期的に行うものと常時行うものとに分けることができます。機器を利用して行うタイプのものは、細かな状況を確認することができないというデメリットがありますが、生活を監視されている不快感は少なくなるでしょう。
スタッフが訪れるものは、高齢者の話し相手になり些細な状況を確認してくれる一方で、人見知りをする人にとってはストレスになる可能性もあります。定期的に行うものは、価格が安いというメリットがある一方、一定期間を置かなければ状況を確認することができないので緊急事態には対応が遅れることもあります。持病がある高齢者には、常時見守り型で駆け付けサービスがあるものがおすすめです。